失敗しない土地選び7つのポイント

土地や建物はほとんどの方にとって一生に一度の大きな買い物です。
失敗しないためにどのようなことに注意して選べばいいのか?
今回は、マイホームへの第一歩として非常に重要な土地の選び方について、注意点やポイントを
7つにまとめて説明いたします。

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①【用途・優先順位】を明確にする!

まずは「どんな暮らしがしたいか」をご家族で話し合いましょう。

◉子育て環境を重視する?
◉通勤のしやすさを優先?
◉近隣に親の家があると安心?

ご家族皆様の ライフスタイルに合った場所を選ぶことが重要です。

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②【周辺環境】をチェック!

まずは下記の3つをチェック

◉交通アクセス: 最寄りの駅やバス停からの距離、主要道路へのアクセス
◉周辺環境: 商業施設、学校、病院、スーパーなどの利便性
◉治安: 犯罪率や街灯の有無

また、必ず実際に現地に足を運び、以下を確認しましょう。

◉昼・夜の交通量 (騒音や排気ガスの状況も確認が必要です)
◉学校、スーパー、病院などの距離 (子育て中の場合は学区を確認することも重要です)
◉ゴミ置き場や街灯の有無 (交番の位置、夜間の街灯の明るさのチェックを忘れずに)

「住んでみたら思ってたのと違う...」を防ぐために、平日・休日・昼夜の現地確認をおすすめいたします。

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③【ハザードマップ】で災害リスクを確認!

各市町村の「ハザードマップ」で
◉洪水
◉津波
◉土砂災害

などのリスクを確認!
洪水・津波・土砂災害などのリスクが低い地域を選びましょう。

将来的な安心と資産価値の維持にも影響します。山のふもとや河川の近くの土地は、特に注意が必要です。
必ずハザードマップを確認しましょう。

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④【土地の形と方角】も重要!

◉日当たり:南向きや南東向きが◎
◉形状:正方形・長方形が建てやすい
◉狭小地や不整形地は注意
→不整形地は建築の制約が多くなります
◉面積: 建物を建てる際の用途や将来の計画に合う広さか確認
→家の広さや駐車場、庭などのスペースを確保できるか確認しましょう
◉接道:前面道路が4m以上あると安心

土地の形状や広さは、建物の間取りプランにも影響します。
値段だけで決めず、使い勝手や暮らしやすさまで考える必要があります。

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⑤【法規制・インフラ】の確認!

◉用途地域: 住居専用地域か商業地域かによって建築制限が異なる
◉建ぺい率・容積率 (建てられる大きさの制限、用途地域によりかわります)
◉上下水道・ガスの埋設状況
◉接道義務を満たしているか (道路に2m以上接していないと建築不可の場合があります)
◉都市計画の有無: 再開発計画や交通網の整備予定があるか (近隣の大規模建築予定もチェックが必要です)

土地には、地域のルールや法律に基づく制限が存在します。制限を超えると違法建築となり注意が必要です。
住宅専用地域・商業地域・工業地域など、それぞれ建築可能な建物や活動が異なります。
隣の空き地に大きなマンションが建って、理想の暮らしが遠のいたという事案もございます。
静かな環境を望まれる方は、住んだ後に周辺に飲食店や店舗が建築される可能性がないかを確認しましょう。

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⑥【近隣トラブル】がないか確認!

近隣とのトラブルが過去になかったかを確認しましょう。
トラブルの中でも特に気をつけたいことが隣地との境界の問題があげられます。
隣地との境界が曖昧だと、将来的に隣地の方とトラブルが発生する可能性があります。
境界確認書や、測量図があれば、事前に確認することが大切です。

また、ご近所の方々に、過去に近隣トラブルや事件などがなかったかを事前に聞きこみすることをおすすめいたします。

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⑦【土地と建物の予算配分】に注意!

土地と建物、合わせて予算を組みましょう。
土地にお金をかけすぎて建物の予算が足りなくなるケースもあるので注意してください。

また、土地購入に伴う費用は土地価格だけでなく、土地購入時に伴う諸費用も考慮する必要があります。

諸経費(例)
◉仲介手数料
◉登記費用
◉測量費用
◉不動産取得税
◉固定資産税
◉住宅ローンの経費(手数料や印紙代など)
◉地盤改良費(必要があれば)

ちなみにあまりに安すぎる土地は、なぜ安いのか、何が原因なのかその理由を確認しましょう。
土地に隠れた瑕疵があるかも・・・
地域の相場と比較し、適正価格かどうかを判断しましょう。

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土地選びは「見た目の良さ」や「価格の安さ」だけで決めると、後悔する可能性があります。
「家族の暮らしやすさ」+「将来の安心」を意識して、総合的に判断することが大切です。

慎重に検討し、判断するために必要であれば専門家(不動産業者や建築士)に相談することも必要です。
「快適でやさしい家づくり」をモットーに、三益建築工房では、より良い家づくりのために、
土地探しから全力でサポートいたします。
弊社は不動産業者でもありますので、土地に関してご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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