ビルトインガレージのメリット・デメリットとは！？

車好きの方は特にビルトインガレージに憧れをお持ちの方多いですよね～
しかし車やバイクに興味のない家族からすると、「何がそんなにいいの？」と疑問をもたれ、
反対されることがあるかもしれません。
そこで今回は、少しでもビルトインガレージを
ご検討の方に、
ビルトインガレージの
•メリット
•デメリット
をお伝えします。

まずビルトインガレージとは？

ビルトインガレージは、建物の一部に車庫（ガレージ）を組み込んだスタイルのことです。
建物内部に車庫が組み込まれ、シャッターやドアで扉を閉ざして格納する駐車場で、まるで家の
中に車が「同居」しているような構造になります。
特に都市部の狭小地や三階建て住宅ではよく見かけるタイプで、土地を有効活用したスマートな
設計として人気があります。

◎ビルトインガレージのメリット

•愛車を天候やいたずらから守れる

屋外の駐車場であれば、いくら屋根がついていても、あらゆる方向からの雨・風・雪・紫外線
のため愛車が傷つき劣化してしまう可能性はあります。
しかし、屋内であれば、そういった自然からも守ることができるうえ、防犯性が高く、いたずら
や盗難の心配もありません。

•雨の日でも濡れずに乗り降りできる

子供を抱いたまま、大きな荷物を持って、傘をさして家の玄関までというのはとても大変です。
ですが、ビルトインガレージの場合、ガレージがキッチンと近ければ、買ってきた食材をすぐに
キッチンへ、また、駐車場と室内が一体化しているため、お部屋に荷物や寝ているお子様を運ぶ
のもかなり楽になります。

•好きな時に人目を気にせず愛車の手入れができる

夜中遅くまで駐車場で愛車の手入れをしていると、近隣の目も気になるもの。
ですが、ビルトインガレージであれば、時間や人目を気にすることなく愛車の手入れをすること
ができます。
また、好きな時間にのんびりと愛車を眺めるなんてことも可能です。

•スペースの有効活用ができる

狭小地でも土地をムダなく活かせるのが魅力。車庫部分が延床面積に含まれるかどうかは地域の
建築基準によりますが、設計の工夫でデッドスペースを減らせます。
建物とは別に駐車場を設けるとなると、土地面積が足りないなんてこともあるでしょう。
しかし、建物と一体化したビルトインガレージの場合、土地が狭くても駐車場を持つことが
可能です。

・ご家族それぞれの趣味スペースとしても使える

愛車スペースだけでなく、広さ・壁面など空間を利用して、自分や家族だけの趣味スペース
としても使うことができます。
　☆バイクガレージ
　☆DIYスペース
　☆キャンプギアの収納スペース
　☆ミニゴルフ練習場
　etc...
ご家族皆様の趣味やライフスタイルによって使い方はいくらでもございます。

●ビルトインガレージのデメリット

続いて、デメリットを解説します。

・建築コストが高くなる

大開口部を設ける必要があるビルトインガレージは、建物の制限があり、設備費用もかかる
ため、建築コストが高くなるといわれています。
一般的なオープンカーポートと比較してその費用の差は明らかです。

・プランと運転は慎重に

建物に囲まれているビルトインガレージは、建物プランに対して車幅や車高を間違えると
車や建物も傷つけてしまうので注意が必要です。
将来的な車の乗り換えも考慮して、長い目でみたプランニングが必要になります。

・音・振動・換気に注意

エンジン・音・振動・排気ガスなどが建物内に響き、影響します。
そのため、ビルトインガレージの横や上に寝室は避ける、換気扇を設けるなどの配慮が
必要です。
また、車の熱や湿気でガレージ内がむれやすくなるため、適切な換気システムや防水処理
が必要です。

ビルトインガレージは「暮らしの快適性」と「土地の効率的な活用」を両立できる、都会派にも
郊外派にもおすすめの住宅アイデア。
しかし、設計の自由度が高いぶん、しっかりとした事前計画と専門家との相談が成功のカギです。

ビルトインガレージもいいかなって思うけど、どうしようかお悩みの方はお気軽にご相談下さい。
また、その他お住まいに関して分からないこと、聞いてみたいこと、なんでも三益建築工房まで
お気軽にお問い合わせください。